あいあう食堂のスタート

 2017年9月、妙高市除戸にある願生寺を拠点として「あいあう食堂」は始まりました。
お寺のある新井南小学校区域は雪の多い地域でもあり、遊ぶ場所がない、友達同士の家も距離が離れているということで「学校でも家でもない、第三の居場所」「子どもだけでなく、幅広い世代の人が気軽にご飯を食べに来れる場所」を作ることを目的として地元の有志が集まり、「あいあう食堂実行委員会」が設立されました。
設立前のことを上越妙高タウンジャーナルさんが記事にしてくださいました。
 お寺には、食べきれないほど沢山の野菜やお米が寄付されてきます。季節の旬の食材を有効活用し、子どもは無料、大人は200円で毎月1回の開催。多いときには90人を超える人が集まりました。
 しかし新型コロナウィルスの流行により、食堂を休止せざるを得ない状況に。
コロナ禍により職を失った方や、子どもの学級閉鎖などによりパートタイムで働く方のお給料が減り、生活が苦しいという話を妙高市内でも耳にするようになりました。そこで必要としている方に食料品を届ける「フードシェアリング」活動を新たに始めることになりました。
 こちらのTURNSさんの記事で、設立当初からフードシェアリング活動を始めるまでの代表平出の思いが語られています。

設立当初のロゴは緑の屋根の願生寺がモチーフ。

NPO法人あいあうの設立

新しいロゴは「あいあうハート」が目印です。

 活動を続けていくうちに最初は20人程度だったボランティアも、人が人を呼びその輪がどんどん広がっていきました。上越教育大学、新潟県立看護大学、そして地元の高校生も、たくさんの方がボランティアとして手を挙げてくれています。
 また、地元の企業の方々も労働としてのボランティアだけでなく、たくさんのご寄付をしてくださるようになりました。
 こうして妙高市内全域に広がった活動の輪を持続可能なものとして次世代に残していくために、2022年9月に「NPO法人あいあう」として新しいスタートを切りました。
 現在は拠点を斐太南保育園の跡地に移し、「子ども食堂」「フードシェアリング」「学用品リユース」「子育ておたすけ隊かざぐるま」の4つの事業を中心に、「逢い合う」心のよりどころを作るための活動をしています。

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